協議会の行動計画:千葉県ニホンイシガメ保護復興計画

1.緊急行動計画(緊急度に応じた対策)

(1)レベル1:局所的絶滅が危惧される状況にある個体群について、緊急避難的捕獲を行い、公的機関等において飼育繁殖などの域外保全措置をとる。

(2)レベル2:アライグマによる捕食圧や、業者による捕獲圧を軽減するため、アライグマの駆除捕獲、パトロール等を行う

2.保護復興計画

○適切な基礎研究を行い、最新の科学的知見に基づく最善の対策を講じ、野生個体群の保護・復活を目指す。

○野生生物の保護管理、生物多様性保全を持続性のあるものとするため、法的措置及び学校教育・社会教育を通じて、社会に浸透させる

千葉県ニホンイシガメ保護復興計画全体像
図1 千葉県ニホンイシガメ保護復興計画全体像

復興→カメだけに腹甲・・・!

・頭・前肢・後肢には、協議会メンバーが所属している組織。

考える、という役割→協議会

前肢方向性を示す役割→千葉県内全域で長年カメ類調査をされてきた小賀野氏が所属する“千葉県野生動物研究会”と、千葉県生物多様性センター・県立中央博物館。

後肢計画を推進する原動力となる組織→カメネットワークジャパンと、長年南房総でカメ類の観察会を実施している爬虫両生類情報交換会。

計画のかじ取り

→東邦大学地理生態学研究室

背甲の甲板には、保護復興計画の内容が描かれている。

計画について
図2 保護復興計画について