今から30年程前の千葉県の川には、日本にしかいないカメである、ニホンイシガメがたくさん生息していました。
しかし、20年程前から、アメリカから輸入され野外で増えてきたアライグマに食べられてしまったり、川岸に上がれないような護岸工事によって住み家を奪われたり、ペットショップに売るために乱獲され、その数がどんどん減っていっています。
また、最近まで日本のカメだと考えられていたクサガメが、実は江戸時代に大陸から日本に持ち込まれ、ニホンイシガメが元々生息していた場所を乗っ取ったのではないか、という可能性がでてきました。そして、日本にしかいないニホンイシガメと、大陸からやってきたクサガメの間で交配が起こり、純粋なニホンイシガメがいなくなってしまう危険性も出てきました。
このような事態を受けて、千葉県内のニホンイシガメの保護と、ニホンイシガメが住む川を正しい環境に戻すために
「千葉県ニホンイシガメ保護対策協議会」を2013年7月26日に設立いたしました。
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